雑巾臭で病気判明?糖尿病の既往歴とグルコバイの効果

口から雑巾臭がした場合、肝機能が落ち始めている可能性が高いです。二日酔いなどで肝臓が弱っている時にもすることがありますが、雑巾臭が続くようであれば肝機能障害を疑う必要があります。
糖尿病では、雑巾臭ではなく酸っぱい臭いがする、と言われています。糖尿病になると細胞が糖をエネルギーとして使えなくなります。糖不足を補うために細胞は脂肪を分解してブドウ糖として使おうとしますが、この時にケトン体という物質が必要になります。
ケトン体が生成されたケトアシドーシスという状態では、独特の酸っぱい臭いがします。また、糖尿病になると尿量が増えて口渇が起こることがあり、これによってドライマウスが起こって口臭がきつくなることもあります。歯周病にもかかりやすくなります。
糖尿病の既往歴があると、がんの罹患リスクが2倍にアップすると言われています。糖尿病と関係が深いがんは、膵臓がんです。膵臓がんは原因が解明されていない部分も多いですが、糖尿病の既往歴があるとリスクが2倍増加するという報告があります。
そのほか、糖尿病の既往歴と関連して、高インスリン血症があるとインスリン抵抗性によってインスリンが効きづらくなるので、それを補おうとしてインスリンが過剰分泌されます。インスリンにはがん細胞の増殖を促進してしまう作用があるので、さらに危険率が高くなります。
糖尿病と診断された場合、グルコバイという治療薬が使われることがあります。グルコバイは血糖値の急上昇を防ぎ、糖毒性から血管や神経を守るための薬です。グルコバイを服用すると腸管からブドウ糖が吸収される速度が通常よりも緩やかになるので、血糖値がじわじわ上がるようになります。これによりブドウ糖からの各器官へのダメージを減らしてくれます。