グルコバイとブロプレス併用、赤血球は糖尿病治療指標

糖尿病とは血糖値が異常に高くなった状態をいいます。健常人の場合、血糖値はグルカゴンとインスリンの2つの物質によって調節されています。しかし糖尿病ではインスリンの効果が弱まって、血糖値が高くなってしまうのです。糖尿病には1型と2型の2種類があり、1型ではインスリンを合成、分泌する膵β細胞が損傷し、インスリンが作れなくなり分泌できなくなって血糖値が上昇します。一方で2型糖尿病ではインスリンは正常に分泌されるものの、肥満などが原因となってインスリン受容体のインスリンの感受性が低下することでインスリンが働きにくくなり血糖値が上昇します。
1型糖尿病にはインスリン注射による治療が行われますが、2型はまず経口血糖降下薬が最初に使用されます。経口血糖降下薬の中にグルコバイという薬があります。グルコバイの有効成分アカルボースはαアミラーゼとαグルコシダーゼを阻害することで糖の分解を抑制します。糖は単糖の形で消化管吸収されるため、分解されないと吸収されません。こうして糖の吸収量を減少させることでグルコバイは食後の過血糖を改善するのです。
グルコバイとブロプレスの併用に関してですが、ブロプレスはARBという種類の降圧剤です。降圧作用はマイルドですが、心臓や腎臓の保護作用に優れていることから、予後を計算して高血圧症の治療初期から積極的に使用されます。両者の併用は特に問題となることはありません。糖尿病と高血圧症を合併している場合には脳血管疾患、心疾患、腎不全の発症リスクは高くなるので、グルコバイだけでなくブロプレスもきちんと服用するようにしましょう。
また赤血球に関してですが、血糖値が高いと赤血球には糖が結合してしまいます。全赤血球の内の糖化した赤血球の割合を示すHbA1cは糖尿病の判定、糖尿病治療のモニタリングには重要な指標となっています。ちなみにHbA1cが6.5%以上となると糖尿病と診断されます。